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短期集中不定期日記的コラム「はじめての禁煙!」

2006年2月20日

 イヤー、完全にタバコを吸う事がなくなって、丸一週間経ちましたー!ワー!ワー!ワー!僕は「禁煙」をナメていました。このシステムに乗っ取れば、いとも簡単に禁煙出来るものとタカをくくっていました。ところがどっこい驚いた!長年当然のように摂取されていたニコチンが入って来なくなると、体が「なんで?なで?もう遊んでくれないの?」と訴えます。禁断症状。去年、レイ・チャールズの自伝映画「Ray」を観たけど、その中にレイが薬物中毒から抜け出す壮絶なシーンがあったけど、それのミニュチュア版を体験したゼ。プチ禁断症状アトラクション!二日目くらいまでは「もう、タバコは吸わないんだ!」と強く意識しているから割と平気なのだけど、三日目、四日目、五日目がしんどかった。「あ、ここで前ならタバコに火をつけていた!」と思う瞬間がどんどん登場する日常生活。朝起きた時、トイレで、パソコンの前で、リビングで、車で、ラジオの収録を終えて、本番のステージ終わりで、新幹線を待っている時に、ジョギングから帰って来て、風呂からあがって、食事が終わって、などなどなど。かつてタバコが組み込まれていた行動パターンが「あ、辞めたんだった!」といちいちストップするもどかしさ。これなのよ、これなのよ。タバコの誘惑これなのよ!お酒が入るとさらに欲求はつのるしね。あー、やはりタバコは魔物だ。かつて多くの先人達が禁煙に挑戦し、挫折して行ったのがよくわかる!しかし、僕はなんとか持ちこたえています。なんともなあ、誰が考え出したのか「煙を吸う」という行為は罪なもんよ。様々な禁煙テキストや、禁煙に関するホームページ
どを見ていると「いかにタバコがキライになれ!と自分に暗示にかける事が出来る
か!」が焦点のモノが多いです。今回、僕の禁煙へのキッカケを与えてくれた「離煙パイプ」も、そこいらへんのところを、実に上手くシステム化したモノ。そこで、僕は、いつもの事ながら、少しひねくれた取り組みをして、いろいろ考えてしまうのです。「タバコが絶対キライになる!」と連呼されればされるほど「そうか?キライとちゃうでー。キライで別れるんとちゃうでー。辞めると決めたから、辞めるけど、今でもタバコは吸いたいでー」テキストによると、こういう思想の人間は、再び喫煙に戻るケースが多いとも書いてある。そこにまた反発を感じて「そんな事ないがな!タバコを辞めてその先に見える風景を見に行き、それが当然のところまで行ってやる!」と思っています。あー、今日は随分楽だわ。禁断症状と言っても、のたうち回ったりするようなモノではなかったし、人に迷惑かけるほどのモノではなかったけど、この体験は貴重です。テキストには、完全禁煙から72時間で、体内のニコチンはキレイになる、と書いてあるけど、肺がタバコを吸わない人並みに戻るのには4〜5年かかるらしい。72時間以上経っても吸いたいのは「習慣性」から来るモノと書いてあるけど、そうかあ?脳や内臓にこびりついたニコチン、タールが「ウシシ、ウシシ」とまだ蠢いているよ。コイツらに負けてはなるまいぞ!ガムを噛んだり、水を飲んだり、走ったり、風呂に入ったり、早めに寝たり、いろいろしながら「無煙」の生活に慣れようとしているところです。「メシが美味くなる」ってみんな言うけど、今んところ劇的な変化は見られないしなあ。なんか6年前の「ダイエット」の時と、精神状態が似ているので、以前に書いた原稿を「コラム」のコーナーにアップしとくわ。というわけで、また一週間くらいしたら、様子をお伝えします。

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