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コラム

「文化鑑賞会」

デビュー以来毎年何校か学園祭のステージで唄って来た。ほとんどが大学で、ごくたまに高校。学祭は雰囲気が楽しく、まさに「これから何かになろうとしている連中」の前で唄ったり喋ったりするのは嬉しい事なのだけれど、こないだは中学生の前で喋って来ましたよ。まさに自分の子供の年齢ですよ(ボク独身)。

 友人の朝日放送に勤める小田くんから「是非来てくれー!」との頼まれて彼の息子が通っている神戸市須磨北中学校へ。中学ですから催しのタイトルも「文化観賞会」となる訳です。文化?鑑賞?と少々違和感を感じながらも、いつもとは少し違う意気込みで体育館のステージへ。

この日は父兄も自由参加(僕と同世代、もしくは少し下の主にお母さん達)、近隣の小学5、6年生も含めて700人の前で喋り、数曲披露。なんとか少しは為になる事とかも言わなきゃ!とか思いつつ、僕の中学時代の話やら現在までの道のりやらを喋りました。

 国語の丸尾先生は僕と同い年。いつも授業で僕の唄を教材として使ってくれてるそうで、生徒があらかじめ僕の唄を認識してくれているのは助かりました。「日本語あれこれ」「タテマエと本音」「マニュアル言葉」「パロディ」「漢字」「楽しい学校」「言葉あそび」などをテーマとした授業をする時に僕の唄を重宝してくれているそうなんです。僕が学校を訪れる少し前からお昼の時間は嘉門達夫へヴィ−ローテーション!いいのか?(男女の修羅場など彼らには理解出来ないのも多々ありなので)でも、みんなゲラゲラ笑っているらしい。

 ステージの上で感じた彼らのキラキラした興味津々のマナザシがまぶしく、いつもと勝手が違う客層が新鮮でした。面白かったかな?


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