コラム
「効率良く」
人一倍、効率を重んじる性格なのかもしれない。
物事がスムースに運ぶ事に対して、結構こだわっているみたいなのだ。
ま、誰にとってもムダなく事が進むことは快感に結びつくとは思うのだけれどね。
「ホームに着いたら丁度電車が来たところだった」とか、「いつもは行列が出来るラーメン屋が、思いのほか空いていて並ばずに入れた」とか、「待ち時間に丁度映画を一本観れた」なんていう時、ものすごい得した気分になるでしょ。
それらの事を偶然に任せるのではなく、ある程度意図的に出来ないだろうか?と考えながら暮らしている。
例えば、僕が住んでるマンションの地下には駐車場とゴミ置き場があるのだけれど、車に乗って出かける時、手ぶらで駐車場に降りて行く事は僕にとっては「負け」なのだ。あくまでも「ゴミ」を片手に駐車場に赴く事で僕の勝利感は満たされる。ひいては「ゴミ」を捨てる為だけに地下に向かう事もやはり「負け」であり、あくまでも「外出するついでにゴミを捨てる事が出来た」自分に満足するのである。一石二鳥感ね。
買い物をする時もそう。以前は小銭入れに貯まった1円玉と5円玉はデスクの上のちっちゃいバケツに順次放り込んでいたのだが、バケツの中身は増える一方。「これじゃあイケナイ!」と思い、最近では出かける前にバケツの中から1円玉と5円玉を取り出し、小銭入れに1円玉4枚、5円玉1枚が常備される状態を作る様にしている。これだと、会計の端数がいくらでも対応出来るもんね。端数が9円だった時の勝利感はなんとも言えない。一挙両得である(支払いをしているのになにが両得なんだか…)。
デスクで曲創りをしていてもそう。曲創りの為だけに時間が過ぎてゆくのは、なんかもったいない様な気がして、台所で煮物を仕込んだりする。曲が出来て行くのに並行して、じっくり時間をかけて煮込んだ料理が出来上がった時など、明け方に乾杯!という事になる。ま、いつもそう行くとは限らないのだけどね。
今、僕はワープロをかかえて原稿を打ちながら、トイレで用を足している(これはウソ)。
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