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コラム

「テレビの中のアイツ」

プロ野球中継を見ていると、ゲーム以上に気になるのがバックネット裏の観客の動向です。
 絶対的にテレビに映ってしまうのだから、あの席にゃあ、やましい立場の人は座れませんわな。不倫中のカップルとか指名手配中の犯人なんかは絶対座れない席です。
 携帯電話でテレビの向こうの家族か知り合いに、しきりに連絡をとってる人はまだいいとして、わざわざ上の方の席からテレビに映る為にネット裏までやって来て、Vサインなんかを調子こいでやっているうちに、係員に連れて行かれるウレシガリの姿もワンシーズンに何度かお目にかかりますね。

 相撲の桟敷き席も相撲以上に気になります。時々素の顔をした有名人なんかを見つけると、なんか得した気分になるもん。大阪場所の時は芸人さんが映る頻度が多いのも地域性が出ていて面白い。

 九州場所の時のみ、花道の柱に「テッポウ厳禁」と書かれた貼り紙が貼られているのも興味深し。

 審判員の親方の中に、ひとり、ものすごくアタマの尖った人がいるよねえ。アメリカのアニメ「コーンヘッズ」みたいな人。あのアタマを発見するのもちょっとウレシイ。

 「紀文」と背中に書かれたハッピみたいのを着た、ものすごく太ったニイチャンの姿も欠かせません。なんらかの事情で相撲取りになるのを断念して、呼び出しの修行をしているのか?ニイチャン、ガンバレ!

 突発的な事件なんかが起こった時、容疑者が連行された警察署の前からの中継は「リアルなニュースをお伝えしてます感」があるのだけれど、どんなに深刻で悲惨な事件であったとしても、ヤジ馬は必ず記者のまわりにいて、ここでも携帯電話ではしゃいでたりなんかして視聴者からヒンシュクを買うことしきり。人間性を疑います。

 マラソンの沿道で一緒になってその区間だけ走ってるウレシガリも是非モンよねえ。チャリンコで歩道を走ってるヤツも。

 沿道でみんな旗なんか振ってるけど、あの旗は誰がどういうタイミングで配るのだろう?メインのレースより、そんなまわりの事が気になって仕様がないのです。


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